『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』の放送が決定しましたね。
当番組は吉田拓郎さんとKinkiKidsが司会を務め、ゲストとトークと生演奏を楽しむ番組でした。
1996年から5年間続いた人気番組が1夜限定で復活するということですが、ここで注目されているのが篠原ともえさん。
吉田拓郎さんも語っている篠原ともえさんはどういう人なのでしょうか。
当時のキャラクターや現在の様子などご紹介します。
「LOVE LOVE あいしてる」ってどんな番組?
写真引用:フジテレビュー!
「LOVE LOVE あいしてる」はフジテレビ系列で1996年から2001年まで、土曜日の23:30から放送されていました。
主な番組構成は、司会の吉田拓郎さんとKinkiKidsがゲストとトークをするパートと、ゲストがレギュラーだった篠原ともえさん、坂崎幸之助さん(THE ALFEE)、ブラザートムさんなどと生演奏を聴かせるパートで作られていました。
当時10代だったKinkiKidsと、フォークソング界の大御所の吉田拓郎さんとの組み合わせが当初は異色と言われていました。
しかし、KinkiKidsが番組内の「カムカムギターキッズ」というコーナーで吉田拓郎さんと坂崎幸之助さんに初めてギターを教わり、生演奏の際に披露しながらどんどん成長していく様子など、大先輩に育てられていく様子もあり、幅広い層に支持されていたように思います。
「LOVE LOVE あいしてる」では篠原ともえさんはレギュラー出演
篠原ともえさんは番組内ではレギュラー出演しており、生演奏パートでは主にコーラスを担当していました。
その他トークコーナーではゲストとメンバーに「ジュースです!」と飲み物を運んできつつ、トークに乱入して去っていく役割も担っていました。
「プリプリプリティ」で楽屋へ突撃
篠原ともえさんと言えば、なんと言ってもこのコーナーです。
「篠原ともえの!プリプリプリティ!」のタイトルコールから始まり、その回のゲストの楽屋へ突撃して行きます。
メインの目的はゲストから視聴者プレゼントのために何か私物をもらう、というものですが、ゲストの楽屋での様子が見られる貴重なコーナーでした。
泉谷しげるさんなど男性の大御所が篠原さんをぐちゃぐちゃにいじって可愛がっている様子も面白がられていました。
篠原ともえさんを真似する「シノラー」が大流行
写真引用:文集オンライン
1996年前後なので、当時は安室奈美恵さんのファッションを真似た「アムラー」が大流行していましたが、その少しあとに、篠原ともえさんのファッションを真似た「シノラー」もまた大流行します。
シノラーってどんな格好?
絶対こう、という定義はアムラーに比べてないように感じますが、使う色は主に原色、100均で買えるようなプチプラのアクセサリーをじゃらじゃらつけるとそれっぽくなります。
特徴
服:ハーフパンツ、サスペンダー、ごつごつとした靴
アクセサリー:顔に星形などのシール、腕パッチン、腕時計など
子供の頃から洋服に興味があり、スタイリストさんがつく前は、テレビ出演する時の衣装も自分で用意していたとのことで、自己プロデュースがうまかったなと感じます。
シノラーがウケたわけ
最初テレビに出だした頃は、ものすごくハイテンションで派手な格好をした女の子なので、上の年代の方を中心に拒否反応を起こす人もたくさんいました。
実際に吉田拓郎さんもインタビューでそのように語っています。
篠原の番組にゲストで登場した吉田は、篠原から「LOVE LOVE-」での篠原との出会いについて聞かれ、「嫌でした」「君が苦手だった」と正直に吐露。篠原は笑いながら、当時は17歳で「嫌がってましたよね」「ごあいさつしても帰っちゃってね」と、徹底的に吉田に避けられていたと振り返った。 吉田は「当時、若い人が嫌いで。ちょうど50歳になる頃。若い人が大嫌いで、そこへきてKinKi Kidsや篠原。その中でも篠原はピーキャーまとわりついてきて最も僕が嫌なタイプ、最も苦手とする、最も嫌いな女の子」と、最悪の印象だったと打ち明けた。
引用:デイリースポーツ
ただ、バラエティなどでトークを聞いていると、とても一生懸命で何よりピュアなのがよくわかります。
普段は「クルクル~」「うふふ~」と言っているのに、下ネタは苦手で「やめてくださいー!」と照れてしまうところなど、かわいいところもわかってもらえるようになったのではないでしょうか。
吉田拓郎さんも先ほどの記事の続きではこのように話しています。
「それは篠原ともえさんにも、KinKi Kidsさんにも学ぶことが芽生えてきて、こんなこと考えたこともなかったけど、俺、教えられてるなって、ふと思うようになった」。 そこから篠原やKinKi Kidsから「勉強しよう」という気持ちになり「そっからいいおじさんに。50歳からの先生は篠原ともえとKinKi Kids」と断言した。 「あんなに嫌いだったからこそ、不思議な事で、KinKiにも、篠原にも、偶然の出会いだったけど奇跡が起こった」「君たちにある種のリスペクトを抱くようになって。奇跡だと思う」と、出会いに感謝していた。
引用:デイリースポーツ
CDデビューから始まりデザイナー、声優など
画像引用:篠原ともえさん インスタグラム
篠原さんはとても彩な方で、多方面で活躍されています。
芸能界デビューは1995年に石野卓球プロデュースのCD「チャイム」で歌手としてでした。
その後は、歌手の他、女優、衣装デザイナー、声優などで成功を収めています。
篠原ともえさんの経歴は?
そんな篠原ともえさんの経歴をまとめてみました。
- 1979年3月29日生まれ
- 1993年にソニー歌手オーディションに合格し新人開発部に所属
- 1994年東京都立八王子工業高等学校(現・東京都立八王子桑志高等学校)・応用デザイン科に進学
- 1995年に石野卓球さんプロデュースのCD「チャイム」で歌手としてデビュー
- 1996年以降、「HEY! HEY!HEY!」など数々のバラエティに出演
- 1997年文化女子大学短期大学部・服装学科へ編入
- 2000年代は『長くつ下のピッピ』が原作のミュージカル『ピッピ』の主演を始め数々の舞台にも出演
- 2009年からEテレ「みいつけた!」のレグの声優を務める他、「サボはらサボえ」として「トゲトゲ・シンデレラ」などの歌唱も担当
- 2013年に松任谷正隆さんのラジオに出演したことから、松任谷由実さんのコンサートの衣装デザイナーを担当
- 2020年には夫の池澤樹さんとクリエイティブスタジオ株式会社「STUDEO」を設立
- 2022年「OMO7大阪 by 星野リゾート」のスタッフユニホームのデザイン、製作監修を担当
まとめ
篠原ともえさんシノラー時代、現在のご活躍などをお伝えしてきました。
特別番組『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』は7月21日の夜8:00~9:54で放送されます。
この日はKinKi KidsのCDデビュー25周年記念日でもあるんですね。
篠原ともえさんの今までの映像も流れるでしょう。
ぜひ一緒に見ましょうね!
読んで下さってありがとうございました。